日本小動物獣医師会
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2006年年次学会




 (人と動物の共通感染症シリーズ2) エキノコックス症リーフレット 配布のお知らせ(2005.5)
人獣共通感染症委員会

 2004年10月から施行された獣医師の責務を明確 にした感染症法の改正は記憶に新しいところで す。この改正では「サル類の細菌性赤痢」「鳥類 のウエストナイル熱」「イヌのエキノコックス症」 を追加しました。過去においてエキノコックス症 は北海道の山間部や野生のキツネで問題となる地 域特有の疾患と考えられていましたが、2004年度 上半期には20名の患者が報告され、その半数は都 市部からの報告でした。また、北海道内のイヌの 疫学調査では約1%のイヌの感染が報告され、キ ツネや野犬のみならず、飼い犬からも報告されま した。さらに、港などでの聞き取り調査で人の移 動(旅行、転勤など)と共に多数の飼い犬も北海 道から出入することも再確認され、国内における 重要度の高い「人と動物の共通感染症」と位置付 けられ、法改正後すぐ2005年1月には飼い犬から の第1号の報告があり、その重要性が確認されま した。
  「イヌのエキノコックス症」は全国に浸潤する 危険性がある疾患と認識され、特に北海道以南の 日本小動物獣医師会会員には、対岸の火事では済 まなくなってきている現状があります。これら現 状を踏まえ、本会では、2004年度に配布した「狂 犬病リーフレット」に続く第二弾として「エキノコックス症」リーフレットを作成し、5月から本 会発行予定の刊行物に同封し数回に分けて会員の 皆様にお届けする予定です。このリーフレットは 「エキノコックス症」を不安に思う飼い主様へ説 明するために、北海道への移動歴のある飼い主様 へ啓発アイテムとして利用可能であります。ぜひ、 ご活用くださいますようお願い申し上げます。
  今後も「人と動物の共通感染症」シリーズとし て、リーフレットを作成、配布していく予定です。 話題性の高いものから随時発行と考えています― が、会員の皆様からのご意見も参考にしていきた いと思います。ご質問、ご意見などございました ら、委員会宛にFAX等で是非お知らせください。 なお、リーフレットは、そのままあるいは、三つ 折りにして配布してください。