フィラリアは寄生虫の一種です。フィラリアは心臓や肺動脈に寄生し、体長が30cmに達することもあります。フィラリアが寄生すると血液循環に障害を及ぼします。また、病気が進むと呼吸が苦しいといった症状がみられます。そして、肝臓や腎臓など侵され、最後は衰弱して死に至る怖い病気です。
フィラリアはたった1匹寄生していても咳などの症状を起こします。また、心臓に団子状に何十匹も住みついてしまうと非常に危険な状態になります。犬糸状虫の名の名前のように犬への感染がほとんどですがまれに猫やフェレットなどにも感染しますので注意が必要です。
ただ、感染直後はほとんど症状が出ません。感染後数年たって症状が出てくることがほとんどです。そのため、年をとって弱ってきたと勘違いされることもあります。
フィラリアは蚊によって媒介されます。フィラリアに感染した動物の血液の中にはフィラリアの幼虫であるミクロフィラリアが含まれています。これを吸った蚊に刺されると感染してしまいます。感染したミクロフィラリアは約3ヵ月ほど皮膚の下にとどまって成長を続けます。その後、血管に入り心臓にたどり着きます。そして心臓で成虫になると、そこでミクロフィラリアを産みはじめます。生まれたミクロフィラリアは血液中を回っていきます。そして、その血液を蚊が吸って他の動物に感染させるということを繰り返して子孫を増やしていきます。
昔の犬はかなりの割合でフィラリアで亡くなったようです。上野の西郷さんの連れている犬(名前はツン)や渋谷駅のハチ公などの死因もフィラリアと言われています。
フィラリアは予防薬で防げます
フィラリアは予防薬で100%防げる病気です。そういった意味で怖がらなくてもいいのです。ただ、フィラリアの予防薬は要指示薬ですので、必ず獣医師の処方を受けなければいけません。
検査をしてからでないと与えてはいけません
投与する前にはフィラリアに感染していないことを検査する必要があります。
すでにフィラリアに感染していた状態で予防薬を与えるとかえって大切なペットを死に至らしめることもあります。インターネットでフィラリアの薬を買ったり個人輸入して与えると大きな事故の原因となりますので必ず獣医師から処方を受けてください。 |