マダニの駆除と防除
マダニの寄生とマダニが媒介する病気を、単独で100%防御する方法はありません。したがって、いろいろな防除法をとる必要があります。
まず最初に、効果が長期間持続して水に流れにくいマダニ駆除剤を使うことが必要です。寄生がよく見られる部位(首や背中など)への投与は特に大切です。効果的な薬は、投与後 36時間から48時間以内にマダニをほとんど駆除し、さらに効果は約1カ月間持続します。次に、マダニが多い地域で動物を散歩させた後には、飼い主さんはマダニが寄生していないかを、注意深くチェックする必要があるでしょう。マダニは寄生した直後はゴマ粒より小さいので注意しないと見つけることはむずかいいでしょう。そんなときは、散歩から帰った時にブラシや目の細かいクシでグルーミングするのもよい方法です。
駆除薬は色々な種類が販売されているのですが、ホームセンターやペットショップで売られているもののなかには期待したほど効果の得られないものもあります。完璧な効果を期待するのであれば、処方薬として動物病院で獣医師から処方してもらうことをお勧めします。
最適な駆除薬についてはお近くの獣医さんにご相談ください。
こんなことに気をつけて
春から秋にかけてがマダニのシーズンといえます。
この季節は、人間やペットに対しても快適であると同時にマダニにとっても快適なシーズンです。
郊外では草むらや雑木林のようなところでペットと散歩をしている方も多いと思います。また、
ペットを連れて山や川へ遊びに出かける予定のある飼い主さんも多いと思います。
そんな時に気をつけていただきたいのがマダニの寄生です。 山林や川原の近くなどは、マダニ寄生の危険がいっぱいです。楽しい散歩やレジャーでマダニを連れて帰らないように、その寄生の予防を心がけましょう。
知っておきたいマダニの実態
マダニは、山林や川原の土手の草むらに生息しています。
マダニはどんな気候や場所にも対応できる寄生虫で日本全国どこにでも生息していますが、中でもマダニが特に好む場所は山林や川原の土手などの草むらです。
したがって、ペットと一緒に山や川へ出かける時にマダニが寄生する可能性が高くのです。しかしながら、最近では都市部の公園などでもマダニがみられることがあるようで、都会の犬たちも決して安心できない状況です。
さらに、以前は犬だけがマダニの被害を受けているものと思われていましたが、最近になって猫も多くのマダニが寄生することが明らかになってきました。猫は屋外を自由に歩き回ることが多いのでマダニが寄生する危険性は犬と同じように高いといえるでしょう。 マダニの寄生を予防することは、犬の飼い主さんはもちろん猫の飼い主さんにとっても大切なペットの健康管理のために欠かせません。(写真:Wikipedia)
マダニの寄生はこんなに怖い
マダニは様々な病気を媒介します。生命さえも脅かす、恐ろしいマダニ媒介性疾患もありますから注意が必要です。
犬バベシア症
感染した犬には貧血、発熱、食欲不振などの症状が現れ、急性の場合は黄疸や衰弱などによって死に至ることがあります。 以前は「犬バベシア症」は西日本特有のものとされてきましたが、今では関東以北でも発生が認められるようになり、全国的に感染のリスクがあることがわかってきました。
ライム病
ライム病は人間にも感染するマダニ媒介性疾患として知られています。ライム病は、発熱やけいれん、起立不能、歩行異常や神経過敏などの症状を引き起こし、ペットだけでなく人獣共通感染症という観点から飼い主にとっても、重要な病気です。
ダニは犬にも猫にも、そしてわたしたち人間にとっても深刻な問題。 マダニだけでなくノミ駆除にも効果のある駆除薬で、マダニの寄生をきちんと阻止しましょう。
ノミの駆除と予防
ノミは最も古くから存在する寄生虫で、現在では犬や猫に最も一般的に見られる寄生虫のひとつです。ノミの生態における特徴のひとつは、複雑な成長過程を繰り返すこと。多くのノミ駆除製品があるにも関わらず、完全駆除は困難と言われているのもそのためです。しかし、効果的な駆除薬はノミの生態に着目して、ノミを効果的に駆除。犬や猫の健康をノミの被害から守ります。
こんなことに気をつけて
春から秋にかけてがノミのシーズンといえます。
この季節は、人間やペットに対しても快適であると同時にノミにとっても快適なシーズンです。
5匹のノミがいたら、ノミの予備軍は95匹といわれています。 ペットに少しくらいノミがいても心配ないのでは、と考えてはいませんか?被害がまだ少ないから、と油断してはいけません。ペットに5匹のノミがいたら、その周囲には、95匹もの未成熟期のノミや卵や幼虫、さなぎの状態で潜んでいるのです。そして、これらの未成熟期のノミ予備軍は、カーペットや畳の隙間、家具の裏で秘かに成長しているのです。 ですから、そのまま放置しておけばすぐに成虫となり、ペットに再寄生してしまいます。つまり、ノミ成虫だけでなく、未成熟期のノミの成長も阻止しなければ、ノミの寄生を完全に食い止めることは難しいのです。
知っておきたいノミの実態
ノミの繁殖力とそのスピードは、私たちの想像以上です。メスノミは、ペットの体表で多い時には1日約50個の卵を産み、そして、その卵が周囲にすべり落ち、目に見えないところで幼虫になり、そしてさなぎになり、やがて成虫となってまた卵を産みます。
これを、次から次へと繰り返えしていきます。しかもこのサイクルを3〜4週間ごとに繰り返していきます。ピークシーズンの高温多湿の時期ではさらに短くなりますから、わずか数匹のノミから大量 のノミが発生するまでは、あっと言う間です。
少しくらいのノミだから、と油断しないでください。効果的な駆除薬を使って徹底したノミ駆除対策を行うようにしてください 。
駆除薬についてはお近くの獣医さんにご相談ください。
ノミの寄生はこんなに怖い
動物がノミに刺されると、激しいかゆみによる精神的ストレスを受けますが、それ以外にも重大な被害がたくさんあります。
貧血
1匹1匹のノミが血を吸う量は少なくても、大量のノミの寄生を受けると、特に子犬や子猫では貧血をおこす危険性があります。
細菌の二次感染
ノミに刺された場所を犬や猫が掻きむしってできた傷に細菌が入り、化膿してしまうことがあります。
瓜実条虫(サナダムシ)
体長が50cm以上になることもあるサナダムシはノミの幼虫が条虫(サナダムシ)の卵を食べ、その体内で発育します。成虫になったノミを犬や猫が毛づくろいのときなどに食べてしまうことにより小腸に寄生し、下痢や嘔吐の原因になります。瓜(ウリ)の実に似た片節が、糞便や肛門の周辺に付着します。
ノミアレルギー性皮膚炎
ノミの被害の中ではこれが最も重要なものです。ノミによる吸血が繰り返されると、犬や猫がアレルギー状態となって皮膚炎をおこすことがあります。一度アレルギーになると、たとえノミの寄生が少数でも、皮膚炎に悩まされ、激しいかゆみや湿しん、脱毛などがおこります。また、最近では、アトピー性皮膚炎の動物がノミに刺されると、その症状が悪化するとの報告もされています。
猫ヘモバルトネラ症
ヘモバルトネラ フェリスという原虫が猫に感染することにより貧血、元気消失、体重減少、食欲不振等の症状が現れます。さらにこの病気はウイルス感染や色々なストレスを受けると症状が悪化します。ノミ・マダニによって媒介されると考えられています。
侮れない人間へ被害
人間がノミに刺されると 、激しいかゆみがおこり、 ひどい場合はアレルギーになって水ぶくれのような状態になってしまいます。 同じように条虫は、感染したノミが偶然に人の口に入ってしまうことで人にもうつります。そのほか、人に被害をもたらすケースとして「猫ひっかき病」があります。この病気はノミが媒介します。猫に症状は出ませんが、これに感染した猫に引っかかれたり咬まれたりすると、リンパ節が腫れて発熱や頭痛をおこしてしまいます。 ノミは動物だけの問題ではないのです。
ノミは犬にも猫にも、そしてわたしたち人間にとっても深刻な問題。 ノミだけでなくマダニ駆除にも効果のある駆除薬で、ノミの寄生をきちんと阻止しましょう。

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