平成20年度 動物看護師認定試験 合格者の声

平成20年度の動物看護師試験が札幌、仙台、新潟、東京(2会場)、大阪の5会場の他、 静岡、愛媛、宮崎、沖縄で認定試験が実施されました。
受験者数は1,058名、合格者数は991名でした。
厳しい試験に合格した動物看護師さんの喜びと決意をご紹介します。

私の目指す動物看護師

小口 伊代                        
(専門学校ルネサンスアカデミー平成19年度卒業)

 

 私は今年の春から動物看護師として働くことになりました。幼い頃から動物が好きで、何か動物のためになる仕事がしたいと思い2年前から専門学校で動物の看護師になるための勉強を始め、無事卒業することができました。そこで得たものは、動物看護師という仕事は楽しいだけでなく、動物の死に直面する機会も多く、命の大切さを学べる職業だということです。また多くの資格を取得することもできましたが、学校を卒業しても勉強は終わりではなく、動物看護師になってから取れる資格もたくさんあり学ぶことはまだまだ多いと知りました。
  学生時代に何回かインターンシップで現場を体験し、動物看護師という仕事はその動物病院の顔となるということが分かりました。疾病動物の看護や診察の補助も大切な仕事ですが、動物看護師が不適当な対応を飼い主さんにしていたら信頼関係を崩してしまいます。辛い経験などもあり自信がなくなってしまうこともありましたが、そんなときに飼い主さんが「ありがとう」と笑顔で言ってくれたことがあり、仕事にとてもやりがいを感じました。
  この2年間の経験を通して私はこんな動物看護師になりたいと思うようになりました。それは疾病動物の看護やいろいろな検査、獣医師の補助などの日常業務はもちろん毎日失敗のないよう注意をしながら完璧にこなし、さまざまなセミナーに参加して新しい情報を取り入れて知識の向上を目指したいと思います。
  そして1番大切だと感じるのは、飼い主さんとのコミュニケーションを上手にとっていくことと、動物が今なにをしてほしいのか、苦しんでいる動物になにをしてあげられるのか、どういう対応をしたら怖い思いをさせないで病院を好きになってもらえるかなどを考えてあげることだと思います。来院した飼い主さんが安心して診察を受けられるように常に清潔に保つよう衛生面にも気を配り、丁寧にあいさつすることを心がけ、飼い主さんが頼りになるようななんでも相談できる動物看護師になりたいと思います。また表情やカーミングシグナルなど動物側からアピールしてくれていることを読み取れるように勉強して、その動物がどうしてほしいのか即座に分かってあげることができるような動物看護師を目指していきたいと思っています。
  これから先きっと分からないことばかりでとまどうこともたくさんあると思いますが、私の目指している動物看護師になれるように日々努力して頑張って働いていきたいと思います。

動物看護師となって

松場 茜 (勤続年数2年)

 私は今、動物看護師の認定をいただき、とても幸せな気分です。トリミング専門学校で2年間トリマーの勉強をして、そのままトリマーになるか進路に迷っていた頃、動物病院で研修をさせていただき、病院に勤務して実務経験があれば、動物看護師の試験を受けられることを知りました。子供の頃から動物が大好きで、将来は動物に関わる仕事につきたいと思っていましたので、夢だった動物看護師に挑戦してみることにしました。
  私の家は動物を飼えない環境だったので、最初は病気の動物との接し方から教えてもらいました。週に1,2回は勤務の後で勉強会をしました。消毒や伝染病や検査の事などDVDや本あるいは実習をしたりして教えてもらい、薬品会社やPETFOOD、処方食の講習会を受講したりしました。2年間は今思うとたいへんだったけど、たいへん難しい試験に合格できてうれしいし、やはり挑戦してよかったと思います。今後は動物たちのためにもさらに日々学んでいきます。 看護で一番心がけているのは、その動物が治療や入院している原因の病気や症状を理解し、その動物にとって辛い、不快な事をできるだけしないようにケアすることです。でも長く入院や通院していた動物が亡くなった時はとても辛く寂しいです。
  自分の担当している動物の病状や変化は、先生からも飼主さんからも説明してもらい、できるだけ詳しく知って看護するようになりたいです。そのためには少しでも飼主さんには丁寧な言葉で話し、メモを取り、必要な事を伺う適切な質問ができるように、心がけています。また飼主さんからの質問には相手の気持ちを考えて答えるように気をつけています。先輩の看護師さんや先生が飼主さんと話している内容を参考にしています。また、看護師の雑誌などを読んで参考にしています。
  今は、検査や診療補助などの一般の仕事のほかに、手術の補助の仕事をさせてもらっています。手術中はずっと立ちっぱなしで腰や首が痛くなりますが、緊張した張り詰めた空気の中で仕事をするのは、とても張り合いがあります。ようやく器具の名前や収納場所などがわかるようになったので、これからは器具助手や麻酔助手などをやってみたいと思います。今後は手術の目的や内容をもっと理解できるようになって、機材や薬品の準備がスムーズにできるようにがんばります。試験勉強でしばらく休んでいた勉強会や講習会へも参加したいと思います。 この春から新しく就職するスタッフには、動物看護師として自分がしてもらったように、教えたりアドバイスしたりしながら、ともに楽しく仕事をしていきたいと思います。そして、私のように動物病院で勤務しながら看護師を目指す人たちが勉強できる環境を手伝っていきたいと思います。